以前にご紹介したアファメーションは取り組まれているだろうか。
”21日間の習慣化”はもしかしたらけっこうハードルが高いと感じたり、気が付いたら忘れてて途中で中断してしまったという方もいるかもしれない。
そのような方や、当ブログを初めてご覧頂いている方へ向けて”エフィカシー”というものをご紹介します。すでに習慣化して、板についてきたよという方は「あ、なんとなくわかる!」と感じて頂けると思います。
エフィカシーって
エフィカシーとは、日本語で”自己効力感”と訳されます。
また、エフィカシーの正しい使い方としては、
”エフィカシーの低い人だね” ”エフィカシーを高く持ちましょう”というような使い方になります。
”自己効力感”をもう少し使いやすい言葉にすると、”自己評価”となります。
物事に取り組むときにこの”エフィカシー”というものが、結果に大きな影響を与えるんですね。
というわけで、『ゴール達成に対する自己評価』という感じになります。
エフィカシーを上げるにはどうしたらいいの?
それは簡単な話です。
自分自身が”デキると思い込むこと”です。わかりますか?根拠のない自信でいいんですよ。
普段よくこんな言葉聞こえてきませんか?。
「ちょっとできるかわからないんですけど、がんばってみます」
「つまらないものですが・・・・」
こういう言葉、日本的な表現は実は脳内のセルフイメージを下げてしまってるんです。
手土産を持っていくときは、こんな表現はいかがでしょうか。
「喜んでもらえるかと思って探してきたけど、お口に合うかどうか・・・」
これだと吉本新喜劇でも「つまらんもんやったら。持って帰ってぇ」って言われないですよ。
たとえばこんな例が・・・
前職の職場での話。
評価制度によりボーナスが決定されるという仕組みが、どこの会社でもあると思います。
そこで同僚のAさんとBさんがいました。仕事のレベル的には同程度。どちらかというAさんの方が、苦労して身を粉にしている感じがします。しかし、Aさんは頑張ってるよねって周りからは見られているし、頼りにされています。
かたやBさんは、粛々と仕事をしているという感じです。Aさんと同じレベルなんですから、社内での評価ももちろんあります。
ボーナス査定の時期が来て、各自が自己申告で点数を提出して、それを元に管理職の皆様が点数を調整するという流れになります。
そしてボーナスが出た時に、二人のボーナスの金額にはけっこうな開きがあったんです!!
Aさんは言いました。「おれ嫌われてるからな」
周りの人から見ると、それは愛されてるからだよと微笑ましくみている部分もあったのに。
後日、何かの拍子に管理職の一人と話をしていて、「Aさん、ボーナスのことで凹んでましたよ」と言ってみたんです。すると、こんな裏話が・・・
「そりゃ自己評価で65点なんて付けてきたら上げられないよ。点数を下げる理由は見つけやすいけど、 上げる理由は見つけにくいんだから。それに自己評価から下げ過ぎることも、上げ過ぎることもやり にくいんだから」(←ちなみに女性です)
それを聞いた時に確かにごもっともだなぁと思いましたよ。今度から私もとりあえず高めに出しとこって思った次第です。
エフィカシーが高いとこんなことになるんだよ
例にあげたAさんは、エフィカシーの低すぎる人でした。
「おれ嫌われてるから」って言ってますけど、それって”おれはこんなにやってるのに評価されない”ってスネてしまってますよね。正直なところ、周りの人は「だからなに?!」って思って面白がって終わるだけですよね。
逆にBさんはどうでしょう。それほどエフィカシーの高い人かというとそれほどでもなかったんですが、
それなりの点数で出しているとそれなりの点数で決定するんですね。
もう一度言いますが、AさんとBさんは仕事のレベルは同程度です。
私が聞いた管理職の発言にあるように、今回の場合は”自己評価の点数というのがエフィカシーそのもの”なんですね。
”ソコ”からどうなのかという検討が始まるんです。仕事のレベルが同程度でも評価という結果には違いがでます。
だからエフィカシーを高くしておかないといけないんです。
まとめ
とりあえず、根拠のない自信でいいので、エフィカシーを高くしましょう。
物事に取り組むときは、「できるかな?」じゃなくて「できた!」と思って取り組む。
手順に沿って順番にやっていくと、小さなつまづきで時間を取られたりしますが、ゴールから逆算すると小さなつまづきが全体に影響ないことがわかって、無駄な時間が必要ないですからね。
そして意識してエフィカシーを高めていると、コンフォートゾーンが変わっていくんです。
覚えてますか?居心地の良いところ(レベル)ですよ。
エフィカシーを高めていると、気が付かないうちその高い位置がコンフォートゾーンに勝手に変わっているんです。そうするとコンフォートゾーンより下には戻りたくないという気持ちが働いて、それまでより高い位置にいるのが当たり前になっていくんですよ。
こういう流れが人間の脳にはあるんです。
だから、アファメーションが大事なってくるんです!抽象的ですぐには実現できないようなことを、目標として設定していると、どんどんエフィカシー高めていかないと追いつかないんです。
追いかけているうちにコンフォートゾーンもどんどん上がっていって、物事がどんどん進んでいくようになります。
そうすると、もう65点なんて点数は頭からなくなりますよね。もう85点以上しか出さないでしょう。
SABCDの5段階評価で、Sしかない。スーパーサイヤ人になってしまうんです!!
※ちなみに、最終的な平均点は70点代前半になるように調整が入る前提です。