PRESIDENT WOMAN 11月号にて、「心が強くなるマインドフルネス」という特集が組まれていますのでご紹介します。雑誌のコンセプトとしては、ビジネスマン必読と言われるPRESIDENNTの女性版で、内容としても女性に寄った内容になっています。(WOMANなんで当たり前ですけどね。)
実践講座
まずは、どんな特集でもスタートはコレですね。やり方の図解とお悩み別の解決法です。
やり方については、呼吸を通して「今、ココ」を意識するんだよと言ったもので、呼吸の仕方姿勢などが図解されています。
お悩み別解決法では6種類のお悩みついて見開き3ページのボリュームが割かれていて充実した内容です。
1,タスク過多で頭の中がグチャグチャ
このような”書く瞑想=ジャーナリング”でやるべきことと、それに伴う感情を書き出していく。
そして書き出したものの優先順位を決めて取り組んでいきます。
書き出すという行為は、基本中の基本でどこがマインドフルネス?!って思われる方もいらっしゃる
かと思います。今回のポイントは、書き出す前にマインドフルネス瞑想を行って心を静めることです。
項目に対する感情を客観視することができるので、ぐちゃぐちゃになっている事をひとつひとつ絡
まった糸を解きほぐすことに有効です。
2.気の合わない人と仕事をするのがユーウツ
”メッタ・メディテーション=慈悲の瞑想”によって、苦手な人にも思いやりの心をもちます。
マインドフルネス瞑想を行って、家族・友人・同僚や自分自身に対して思いやりの言葉を投げかけま
す。「悩みから解放されますように」「健康でありますように」「平和で幸せでありますように」な
ど。仕上げは「世界中の人々が平和で幸せありますように」と願うことで、思いやりに満ちた心がで
きるとのことです。
これが習慣化されていると、苦手な人への苦手意識が和らぎ「この人も人間だから」とか「苦手なタ
イプの人だな」と客観視できるようになるんですね。
3.イライラが募って頭に血が昇る
Googleのマインドフルネスプログラム《SIY》で紹介されている”SBNRRワーク”が有効です。
- STOP=停止する 自分の中に湧き上がってくる衝動的な反応をSTOP
- BREATHE=呼吸する 反応を停止したら、大きく深呼吸。呼吸を意識してリラックス
- NOTICE=気づく いやな気持ちや、無意識にある怒りなど自分自身の反応に気づく
- REFLECT=よく考える 情動の発生源や、状況に最適な反応を考える
- RESPOND=反応する 最適な反応や行動を頭の中でシミュレーションしてみる
この5つのステップを語呂合わせで”シベリア北鉄道”と読んでいます。
SiBeria North RailRoad
以上、合計6つ紹介されているうち3つをご紹介いたしました。いずれもマインドフルネスでは基本中の基本ですね。
実践者の紹介
その後マインドフルネスを実践する女性5名が紹介されている。
いずれの皆様も絵に描いたようなキャリアウーマンです。(PRESIDENT WOMANなので当たり前ですよね)
それぞれに人間関係や抑えられない感情のコントロール、傾聴など効果を実感しているという事が詳細にまとめられています。
いずれもマインドフルネス瞑想を習慣化すると得られる効果ですね。
ここから言えることは、いかに能力のある人でも見失ってしまっているものはあるんじゃないだろうか。また、マインドフルネス瞑想によって取り戻せるものがあるんじゃないかということではないかと思います。
まとめ
今回の”PRESIDENT WOMAN”は、比較的その他雑誌での特集よりも丁寧にマインドフルネスの実践講座にページ数を割いており、実践者の声もしっかりとボリュームたっぷりでまとめられているので、これからマインドフルネスをやってみようという皆様にはお得な内容となっているかと思います。
もし、お近くのコンビニで見かけたらお手にとてご覧になってください。