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なぜいまマインドフルネスなのか①

ブログ

ここ10年ほどでマインドフルネスが注目されてきています。なぜいま拡がりをみせているのか。現代の社会状況とマインドフルネスの効用を調べてみました。



現代の状況

 

米国陸軍は、現代の状況を”VUCAワールド”と称しています。

  • Volatility・・・変動の幅が大きい
  • Uncertainly・・・不確実
  • Complexity・・・複雑
  • Ambiguity・・・あいまい

確かに数年先はこうだろうとは言えない時代ですもんね。かつて高度成長期と呼ばれた時期は、よくドキュメンタリーとかでも一生懸命働いていたら、どんどん物が売れて会社が大きくなり給料が上がっていた時代のようですね。そこには”成長”というものしかなかったんでしょうね。

 

脳の特徴

 

人間の脳は大きく分けて新しい脳と古い脳に分類されます。古い脳の中でも、マインドフルネス的には

”大脳辺縁系””脳幹”が特に関係します。

”大脳辺縁系”は感情を司り、IRA(本能反射領域)や潜在意識と呼ばれる部分になります。特に重要な部位として、”扁桃体””海馬”があり、物事に対して快・不快を判定しています。

※ちなみに、不快と判定すると人間は「闘争」「逃走」「硬直」のいずれかの反応をします。(これなん

となくわかりますよね。実際研究によるとこの3択になると言われています)

”脳幹”は、生命維持を司り、呼吸・脈拍など無意識の生命活動を行っています。

 

この古い脳は、”ホメオスタシス(恒常性維持機能)”という機能を持っていて、常に”いつもの状態”を保とうとします。つまり、”脳は変化がキライ”なんです!



 

扁桃体ハイジャック

 

ここで扁桃体ハイジャックという言葉が出てきます。先ほどの古い脳にあたる大脳辺縁系にある扁桃体と海馬によって不快と判定されると、「むなしい」「悲しい」「うつうつとして」というような感情がになります。

このような感情になると、呼吸が浅い(早い)→脳に酸素がいかない状況になります。

グーグル社は、この状況になると世界のトップエリート達でさえパフォーマンスを発揮することができなくなることから“Search inside yourself(SIY)”というマインドフルネスの研修プログラムを開発しました。

扁桃体と海馬に不快と判断されると、IQが低下することがわかっています。

その中で、マインドフルネス瞑想を朝晩20分、8週間継続すると扁桃体(感情)が小さくなり、海馬(記憶の中枢)が大きくなることが実証されました。

このことでIRA(本能反射領域)で判断される前に、一呼吸置くことができるようになります。

 

まとめ

 

調べてみると、あるあるのようなことが脳がもともと持っている機能のせいだったんですね。このような仕組みを理解した上で、マインドフルネス瞑想を行っていくと上達や成果も期待できるでしょうね。まずは8週間行っていきましょう!!

ちなみに21日間欠かさず取り組むと習慣化され、努力するというような感覚はなくなり日常の一つと成っていきます。がんばりましょう!!