「頭の回転が速いですね」
一度は言われてみたい言葉の1つですよね。
学生時代に頭の回転がもっと速かったら成績が上がるのに!とか、もっとえぇコメントができたらウケるんじゃないかと考えた方も多いはず。
でも、そもそも頭の回転が速いってどういうことなんでしょうか?
調べてみたら、脳トレで知られる東北大学の川島隆太教授は、このように定義づけています。
「脳内の情報伝達が速く言語能力が高い」
これに対して、タイトルのように「速読」ってどんな効果があるのかをまとめていきます。
「速読」といっても実は様々な流派があって、私がちゃんと理解して説明できるものは当スクールで指導しているBrain-Boostについてだけです。(本記事も同様です)
もし、私が他の流派の教室に通った場合、その方法を身につけられるかというと、正直なところ身に付けられる自信はありません。
だから、「じゃあ近所で一番安いところを探して行ってみよう!」とアナタが決断されても、速読を身に付けることができるかどうかはわかりません。
この点は、速読を考える上で非常に重要なポイントです。
なぜなら、アナタの周りに速読ができる人がいないことが全ての理由です。
ですので、身に付けることができた前提でまとめていますので、速読に興味が湧いたら当スクールまでどうぞ♪
「速読で頭の回転は速くなる」は本当です!!
結論から先にお伝えすると、速読で頭の回転は速くなります。
細かな説明は後述しますが、脳の情報伝達が速くなるためです。
脳の話となると、一昔前までは謎だらけでふわっとしたものやトンデモ話も多かったですが、現代の脳科学では多くのことが明らかになってきています。
その一環で、「頭の回転が速い」ってどういうこと?っていうことが真面目に研究されているんですよ。
大前提として、読書量が問題です
読書による脳の言語能力に関する神経回路の強化が
頭の回転の速さにつながる
脳トレの川島隆太教授は、東北大学と仙台教育委員会の共同研究において、脳科学的見地からこのような可能性があると発表しています。
そもそもは、言語能力を高めるためには読書の習慣が重要で、読書量によって脳の発達に違いが出てくるという大前提があります。
どのように発達するのか?
それは、脳内にあるブローカ野とウォルニッケ野という言語を司る部分と、おでこの裏側にある前頭前野をつなぐ神経回路が強化され密度が上がっていくことがわかっています。
速読で時間当たりの情報量が圧倒的に増える
速読とは、1分間に読める文字数を増やすテクニックです。
フツーの人は、だいたい300字〜800字の間で読む人が多いです。
この差は、頭の回転がうんぬんというよりも、クセや性格の違い・たまたま読んだ本の内容との親和性の問題もあるので、気にする必要はないと私は考えています。
一般的な速読法では、目標値として2,000〜2,500字/分にされているところが多いようです。
(できるようになるかどうかは、別の問題として置いておきましょう!)
ちなみに、当スクールでは大人の方でも1万字/分を下限の目安としています。
このように、いずれにしても速読を身に付けることができれば時間当たりの情報量が何倍にも増えます。
それだけの情報を処理すること(負荷)に慣れてくると、脳内の神経回路が強化されていくことはご理解いただけるかと思います。
読書量に比例して知識量が増える
読書とは、新しい知識を得る行動です。
新しい知識を受け取る受け皿が、読書量に応じてどんどん大きくなっていくイメージとお考え下さい。
新しいジャンルの勉強を始めようとした時、最初はちんぷんかんぷんでも何冊か勉強していくと全体像が見えてくるような経験はないでしょうか?
そのように、それまでの読書量によって知識の受け皿が大きくなっていくので、理解が速くなっていくわけです。
そして、脳内で物事の関連付けを行って自分なりに整理していきます。
Brain-Boostは、普段使っていない脳領域を使えるようにする
ここからは、当スクールで指導しているBrain-Boostについてのご説明になります。
先ほど、ブローカ野やウォルニッケ野と前頭前野の神経回路の強化の話をしました。
Brain-Boostは、前頭前野の中でもあまり活動しない「右腹側前頭前野」という部分を刺激します。
(刺激と行っても電流を流したりするわけではないので安心して下さい)
さらに、共感を司る「島皮質」という部位では、普段あまり活動していない右側を活発にさせます。
(普段は左側だけが反応していることが多い)
このように、普段使っていない部分とも神経回路の接続が強化されていくのです。
そして、お気付きの方もいらっしゃると思いますが、いずれも右側が活性化していることがポイントで、これが「右脳開発」と言われる主たる要素です。
Brain-Boostは、頭の回転を速くする能力開発です
このように一般的な速読法でも、身に付けることができれば「頭の回転」自体は速くなります。
(もちろん、読書の量は増えるという前提ですよ。)
速くなった分、読書量も増えているのであれば神経回路は強化されていくと考えられるわけです。
その上、当スクールで指導しているBrain-Boostであればより強化でき、密度の高い神経回路に発達させることができるというわけです。
だから、一見関係のなさそうなスポーツ面やピアノなど芸術面でも変化が出てきます。
これらのことからBrain-Boostは、右脳を活性化させる能力開発となります。
そして、重要なポイントはみんな身に付けることがデキるということですからね。