マインドフルネスと速読で脳をアクティベートする教室!
☆冬期講座 受付開始☆

お気軽にお問合せください

ここをクリック

生き方で価値を高めるのはどうする?

ブログ

今回、井上裕之氏の著作「価値ある生き方」を読んだ。

もちろん全般的に良いことが書かれてあって勉強になる。その中でも私が特に気になったところをご紹介する。

ちなみに著者 井上裕之氏のプロフィールはこの通り。

東京歯科大学大学院卒業後、東京歯科大学・北海道医療大学・島根大学医学部の非常勤講師。2003年、ニューヨーク大学CDEインプラントプログラムを日本人で初めて卒業。ニューヨーク大学インプラントプログラムリーダー。2006年、 理想的な病院を作るために経営学博士を取得。現在、いのうえ歯科医院理事長。世界の経営学や成功哲学を学んだ企業改善理論は医療業界にとどまることなく、一般の企業からも経営指南の依頼を受けている。また、家族での大事故を経験したことにより、医師として健康の大切さを改めて痛感。講演では健康の大切さや、いかに前向きに考えて人生を過ごすことが大切かを伝授する。(講師依頼.comより)

歯科医でありながら、コーチ・セラピストを務め多くの人に影響を与えている。

著作の中で書かれているが、非常に努力家で日々の積み重ねによって現在を自分を獲得した人だ。

特に北海道の帯広という地方都市を拠点としながらも、これだけの著作と講演を続けている人は珍しい。

本のもくじ

第一章  欲望を持つことから人生は始まる

第二章  自分の魅力を知る

第三章  原点に立ち返る

第四章  成長こそが喜び

第五章  繊細さが人望を生む

第六章  価値ある生き方とは

大筋として、いかに自分自身を律してコントロールするかという法が書かれている。

自身と他者という双方の視点から分析をし、自分自身の”価値観”をいかに見出して育てて行くか。自身の体験を含めまとめられている。

価値ある生き方

見える世界が一変する「選択」の方法

私が本書を読んで一番目に止まったのがこのテーマ。

人間の生活いや人生は”選択”の連続であり、ある1日を切り取っても些細な”選択”の連続である。その”選択”の仕方の具体的な方法は、夢や目標を判断基準にすること。

大きな夢を遠くに見据えながら、目の前の目標に向かって歩いて行く。

この連続が”潜在意識”を上書きしていき、あなたが選択を迫られた時”無意識の選択”の精度が高まって行く。

また、それだけでは自信がないという方にはこのような考え方を提示している。

「物事を3つに分けて2つを捨てる」

1:絶対になくてはなくてはならないもの

2:なくてもいいけど、あったほうがいいもの

3:明らかにいらないもの

多くの人がこの3つのうち最後の3を捨てようとするが、「同時に2も捨てることが重要」だという。

なぜなら圧倒的に数が多いのが2であるため、どんどんまた数が増えて行く。そうすると、いつの間にか日々の選択に悪影響が出るかもしれないからだ。

これには目から鱗だった。

何事につけても選んだつもりが、総数としてあまり大差がなければ片付けられたことにはならない。

「不要なものを選ぶ」のではなく、「必要なものだけ選ぶ」ということなんだと気づかされた。

潜在意識について詳しくはコチラをご覧ください

これって「働きアリの法則(2-6-2の法則)」に類似しますね。

頭の2を残してもその中でまた分散されて行くものの、新しいものはどんどん入ってくるので内容はシャッフルされながらも、その時本当に必要な2だけが残って行く。選び抜かれた2が残るんですよ。

  • 働きアリのうち、よく働く2割のアリが8割の食料を集めてくる。
  • 働きアリのうち、本当に働いているのは全体の8割で、残りの2割のアリはサボっている。
  • よく働いているアリと、普通に働いている(時々サボっている)アリと、ずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる。
  • よく働いているアリ2割を間引くと、残りの8割の中の2割がよく働くアリになり、全体としてはまた2:6:2の分担になる。
  • よく働いているアリだけを集めても、一部がサボりはじめ、やはり2:6:2に分かれる。
  • サボっているアリだけを集めると、一部が働きだし、やはり2:6:2に分かれる。 (wikipediaより)

まとめ

現代の情報量はここ数年で膨大な量になっている。それに対して、人間の脳は変わらず古から変わっていない。いわば、環境と持っている能力にミスマッチが起こっている状況だ。

そのような環境において「選択」をハッキリと基準を決めて行うことは重要であり、持てる能力を集中して傾けて行くことを意識していかないと、無意識のうちに流されてしまうということだ。

これは”マインドフルネス”にも通ずるところがある。

目を閉じると様々なものが頭の中を去来してしまうが、継続してマインドフルネス瞑想に取り組んで行くと頭の中のザワつきを客観視し、呼吸に集中することで集中力を高めることに繋がる。

それによって”脳を休ませる”という言い方になるわけだ。

本書の最後にも書かれているが、瞬間瞬間に一喜一憂せずに夢や目標に向かって着々と進んで行くこと。その瞬間瞬間にできることに集中することが価値を生み出し、自分自身の”価値観”を作り上げて行くということだ。