プレジデント社より「運を引き寄せる 最高の生き方」と題したムック本が発刊されていたのでご紹介します。
表紙の見出しとしては、<今年こそ運のいい人になる!>という大テーマに対して、このようなテーマが組まれている。
①大富豪の24時間の使い方
②運のなさには理由がある(ツいていない人がすべきこと)
③敵を作る言動 見方を作る言動
④マインドフルネスの魔法
運を引き寄せる最高の生き方 (プレジデントムック)
本ブログでは、①大富豪の24時間の使い方④マインドフルネスの魔法についてご紹介いたします。
大富豪の24時間の使い方
プライベートFP中桐氏(ガイア代表取締役)と執事の新井氏(日本バトラー&コンシェルジュ代表取締役)のお二人の業務上接してきた大富豪たちの特徴が紹介されています。
年収5,000万円以上と総資産50億円以上という切り口で考えた時に共通する項目が掲載されている。
①早寝早起き
大富豪は毎朝4時から5時には起床して、海外の株価チェックなどを行っている。そして、社員が出社してくる前に会社に出ている経営者も多いという。(職場がすぐ近くで、移動に時間がかからないように意識もされている)
早く起きるためにも早く寝ないといけない。なんとなく銀座や六本木で豪遊というイメージがあるが、深酒せず一次会で切り上げて22時か23時までに就寝するという方がほとんどだそうだ。
②健康に人一倍気を使う
先ほどの深酒しないというのも当てはまるが、さらに朝食は簡素なもので済ませることが多いという。
フルーツをつまむだけやスムージーで済ませるという方がほとんどだという。中には、ホテルや別邸でブレックファスト・ミーティングを行う方もいるそうだ。それも1時間弱で長くならない程度の情報交換をメインにして。
夜も会食等なければ、残業せずジムで体を動かす習慣を持つようにしている。
③情報に慎重
大富豪はスマホやPCでネット情報は取らないそうだ。さらに、新聞・テレビも信用していないので、何かあれば直接渦中の企業に接触して情報を直接取るそうだ。
マスメディアの情報は、なんらかの意図があって発信されていると認識しているので大量に発信されるニュースに踊らされることもなく、ニュースソースから確かな情報を得る行動を取る。
執事だけが知っている世界の大富豪58の習慣 [ 新井直之 ]
会社勤めでお金持ちになる人の考え方・投資のやり方 「投資」と「給料」で着実にお金を増やす方法 [ 中桐啓貴 ]
マインドフルネスの魔法
コチラのコーナーでは、スタンフォード大学ジェームズ・ドゥティ教授の体験と著書について、ドゥティ教授と(一社)マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事の荻野氏のインタビュー記事となっている。
スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック
コチラの書籍はドゥティ教授の半生について綴られている。一旦は成功をつかんだように感じていたが満たされない状況であった。そこにリーマンショックによって全財産を失い、再出発を図るときにマインドフルネスが非常に有用であったという。教授自身、マインドフルネスだけで全て解決するわけではないとハッキリと語っている。
人の苦しみに気付いたり、なんとか助けてあげたいと願うような思いやりの気持ちを持ったマインドフルな状態は、副交感神経が働いているでこの副交感神経が活性化しているときに人の脳は最も創造性や生産性が高い状態になるそうだ。(ドゥティ教授は臨床神経外科の教授です)
そして、受容的で恐れのない状態になっている。
それに対して現代社会で蔓延している恐れは交感神経を刺激している。そうすると、自分を守るために自分を閉ざし、自分を表現することができなくなり、人と繋がりにくくなって行く。交感神経が優位な状態になっています。
だからこそ、マインドフルネスが本来の自分を取り戻すために有効であり、お金もかからない最高の薬とスタンフォード大学の授業でも話しているそうだ。
また、ドゥティ教授は他者への思いやりだけでなく”セルフコンパッション”も忘れないようにと言っています。セルフコンパッションとは、簡単にいうと自分に対して優しくすること。自分に対して否定的でネガティヴな感情が起こっていたら、自分の感情や考えに思いやりを持って優しく接すること。そうすることで他社に対しても、思いやりを持って背することができるということです。
まとめ
ピックアップして取り上げた時間の使い方とマインドフルネス以外の項目については、言動や行動についてチェックシートのような感じになっているので、ご興味のある方が上記リンクからご購入してお試しください。
以前、習慣化の記事にて習慣を作るまでのプロセスをご紹介しています。
言動や行動の大前提として”思考”というものがあり、ドゥティ教授のいうマインドフルな状態が非常に重要になってくる。特に日本社会は交感神経優位の状態で、みんななんらかの”恐れ”を持った閉塞感をどこかで感じているのではないだろうか。
実際にはその”恐れ”の対象というものは人それぞれ異なるだろう。しかし、対象が人ぞれぞれ異なるということは、見方を変えると”恐れ”ではなくなるということではないだろうか。
その思考をというものはどんな人にも関係してくるものであり、そのコントロールの方法がマインドフルネスと言える。そして日本ではこのように雑誌の特集やテレビ番組でたまに取り上げられるようになってきているが、まだまだ認知されていない状況です。
欧米に比べ、日本人の特性として特に”セルフコンパション”にかける民族でもあるので、本記事をご覧いただいた皆様にはぜひ気に留めて頂きたいと思います。