ラビリンス=迷宮の意だ。しかし、今回、ご紹介するラビリンスは一本道なのです。
2017年11月20日夕刊に記者の”ラビリンス”体験レポが一面掲載だったのでご紹介します。
来年には、神戸でも体験できるそうなので今から要チェック!
ラビリンスって何?
ラビリンスとは、そもそもキリスト教会などにある幾何学模様の伝統的な模様のことのようだ。
その上をの一本道を深呼吸しながらゆったりと歩き瞑想することを”ラビリンス”という名称で呼ぶそうだ。(教会とはいえ、宗教性を超えてグリーフ<悲嘆>ケアへ活用する試験も行われている。
直径7mのコースで直線に直すと片道90mほどを、その一本道を無言で深呼吸しながら歩いていく。
歩き終わると「分かち合い」という名の感想発表の時間があるそうだ。
参加者の感想は?
本記事の記者の感想は、瞑想初体験の方にほぼほぼ共通するだろう。
”いらち”の性格と普段の時間に追われる生活に影響で、なかなか中心に辿り着けないことに苛立ってくる。そして、効果があるのか?と疑問が生まれて来たそうだ。
”ラビリンス”では、中心まで進むと折り返して戻るそうで、記者は折り返して戻っている時に自分の中の変化に気付いたそうだ。
同じ地点で迷っているような錯覚を覚えて、立ち止まる。
静かな音楽と暖かな午後の日差しも手伝って、ラビリンスを歩くことと折り返しの40代を迎えた自身の人生を重ね合わせて、大切な人たちとの出会いや別れを思い出したそうだ。
出口に着いた時には、「もう終わりか」と感じたという。その瞑想時間30分。初めてにしては長時間の部類に入ると思われる。
その他体験者の声
2回目の参加という女性は、
「ラビリンスを歩くと、心の底から受け入れてもらえるという安心感がある」
また別の参加者は、
「一人一人が別々に歩いているのに、独りでないという不思議な感覚だった」
このように否定的な感想は聞かれなかったそうだ。
このラビリンスを主催するシスターは、「宗教に関係なく、自分自身を振り返るのに役立つ」と語る。
まとめ
この”ラビリンス”という名の歩く瞑想。今年は東京・名古屋で開催され、来年には神戸でも開催されるという。
いかに根付くのかと思ったが、本ブログのテーマでもある”マインドフルネス”を土台としている。
また、歩くという観点で見ると、四国八十八ヶ所の霊場を巡る”お遍路さん”は歩くことが瞑想に通じるといわれているらしい。
ラビリンスという幾何学模様は一旦横に置いたとしても、日本人には馴染み深い要素を持っているということのようだ。
このように違ったアプローチで”自分自身と対話する”のも新たなキッカケになるのだろうと思う。