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-第一線で活躍する女性-亀屋良長 女将 吉村由依子

「致知」

人間学を学ぶ月刊誌「致知」2018年6月号特集テーマ「父と子」において、連載<第一線で活躍する女性>で京都の老舗和菓子店の亀屋吉長 女将 吉村由依子さんのインタビュー記事が掲載されている。

 

年齢が近く京都の話なので他の記事に比べ親近感も湧いて一気に3ページを読み切りました。

一般的に老舗和菓子店に嫁ぐというと、”玉の輿”に乗った?とか、なんか仕来りが厳しそうといった要素が周りから思われそうだが、一昔前のドラマの筋書きのような難局を乗り越えられて現在を迎えられている。

白黒写真から伝わる顔の輝きに魅かれて、これまであまり取り上げていないこのコーナーの記事をご紹介しますね。

 

亀屋吉長 女将 吉村由依子さん来歴

 

吉村 由依子

 

昭和52年 京都府生まれ

同志社女子大学生活科学部卒業

Le Cordon Bleuパリ校でディプロムを取得

平成12年 亀屋吉長8代目 良和氏と結婚

13年 家業の手伝いを開始

26年 女将に就任

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京菓子司「亀屋良長(かめやよしなが)」の公式HP、オンラインショップです。

 

ご主人との馴れ初め

 

紙面上で、ご主人との馴れ初めが紹介されているが、学生時代から知り合いだったご主人とフランスから帰国後に付き合い始め、1ヶ月が経った頃”よく当たる”と言われる占い師に相性を見てもらうと「最高の相性」と言われたことから付き合って3ヶ月で結婚式を挙げたというエピソードを紹介されています。

このエピソードから行動力溢れる人柄が感じられます。

そして、その後に紹介されているエピソードから老舗和菓子店との相性抜群の度合いがわかりますよ。

 

初めての商品開発

 

また、家業のお手伝いを初めて最初に商品開発したアイデアが「懐中しるこ・宝入船」というもの。

皆さんのイメージ通り和菓子というと客層はどうしても高齢の方になってしまいます。そこでこの女将さんはもともと若い客層をいかに掴むかという点と女性の視点を活かしてアイデアを出されたんですね。

そのアイデアは、もともとあった懐中しるこの中にいろんな形のゼリーをランダムに入れてその形で運勢が占えるという発想の商品。占い好きの女性には受けそうですよね。しかも、1つあたりの単価も大きくないでしょうから、おみくじ気分で買えますもんね。

 

と、こんなアイデアを出してみると職人さんたちには「やったことがないことができない」と大反対されたり、相性抜群のご主人からは「変えないことで伝統を守ってきた」と言われ、『はぁっ?!』と思うような壁にぶち当たってらっしゃいます。

しかしながら、絶対に売れる!と強く感じた信念のもと根気強く働きかけることでやっと職人さんが作ってくれて大成功に至ったそうな。

1シーズンで200個しか売れかな懐中しるこが、1シーズンで25,000個も売れたそうです!しかも、百貨店でも扱いも増えたというおまけ付き!!

 

こういう話、よくドラマであったりしますけど会社とかなら赤の他人なんでまだ楽だとは思いますけど、老舗のお嫁さんという立場で考えるとすごく強い気持ちがないととてもできないことだと思います。

そりゃ、1シーズン200個しか売れないって端から見たら、「1日に何個作るんだろう?」って思う数量ですけど、それが日常だと認識すればそんなもんだと慣れてしまうのが人間ですからね。新しい風になったわけですね。

 

試練の風が吹いた

 

その後、数年経ってから試練の風が吹いたものの、跳ね返されています。

 

2008年ご主人が脳腫瘍で入院。(2歳の息子を育てながらの看病)
2009年代替わり前のご主人と会計士に呼び出され、借金数億円を知らされる
2012年売上回復  借金返済の目処が立つ
2014年ご主人が8代目に就任
2016年本店を全面リニューアル

 

若くしてご主人が脳腫瘍になるなんて思いも寄らなかったでしょうね。もちろん、ご主人自身そんなこと思いも寄らなかったと思います。

ここでご主人、さすが老舗の後継ですね。行動が早い!

病気が判明した直後から、思想家中村天風が創設した天風会に入り、体操や呼吸法を学んで、瞑想をし始めたそうです。そして、女性初のヒマラヤ大聖者である相川圭子さんのところで学び始めたという。

(相川圭子さんについては、先日「マツコの知らない世界」に出演されたのでご存知の方も多いかもしれませんね)

ここで、女将さん自身はスピリチャルな世界を信じてはいなかったものの、ご主人がどんどん変わっていく様を見て、自分自身にも取り入れ始めたのだそうで、特に相川圭子先生の教えである「何事にも感謝すること」を実践していくと、会社の流れが急激に変わり始めたという。

借金が数億円あるという話も会計士から聞いた時は、愕然としたと記事に書かれています。もう端から見た”玉の輿”なんて本当にわからないものですよね。

そして、老舗でよく聞く危機感が薄いという現状もありなんとか切り抜けるために手を打ち始めたものの苦しい期間が続いたそうです。

 

その中で瞑想に出会ったことで、これまで意識しないうちに「老舗」というフィルターを通して見ていた現実を、「感謝」というフィルターを通してみることで今まで見えなかったことが見え始めたんじゃないでしょうか。

人間の脳にはRASという機能があり、人間は見たいものしか見ないという性質があります。逆にいうと、意識していないと重要な本質ですら見逃すということです。

会社の流れが変わった中で、大きな変化として包装デザインを手がける会社との出逢いや、名パティシエとの出逢いを挙げていますが、やはり今まで気に止めていなかった部分が突然見えたんでしょうね。

瞑想にはそのような効果があり、それまでなんらかのフィルターを通して見ていた事象を、客観的に俯瞰して捉えることができるようになるんですよ。

 

その後の本店の全面リニューアルまでやり切っているんですから、このご夫婦本当に相性が良いんでしょうね。”よく当たる”占い師さんは一体どこのどちら様なんでしょうか。

私もこれからどうなりますか?って聞きに行きたいです。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

紆余曲折がありながら本当に目の前のことに一生懸命取り組んでこられたから結果がついてくるんだと思います。

しかも、ご主人が病気によって動物性のものが食べられなくなったため、「健康にもいい和菓子」というコンセプトで新ブランドを立ち上げたりと、どんどん拡大していっている様です。

ホームページではネットショップもありますので、何かの折に手土産にしようと思いました。