今回から数回に分けて、マインドフルネス瞑想を習慣に取り入れるえられる一般的な効果についてご説明していきます。ご紹介する項目について効果を感じられる項目は人によって違いますが、継続することによって全ての項目が程度の差はあれ変化があることに気付くようになります。
- ストレス減少
- 疲れにくい
- 集中力アップ
- 平常心
- 効率化
- 直感
- タイミング
- 願望
- 創造力
- 人間関係
- 安心感
- 幸福感
1.ストレス減少
ストレスがあるとコルチゾールというホルモンが分泌されますが、高ストレスが長期化してコルチゾールの分泌過多になってくると身体に問題が出てきます。
まず血液中の血糖値が高くなり、血流悪化・動脈硬化となり糖尿病などの原因となります。
マインドフルネス的には、”記憶を司る海馬の縮小””脳細胞の早期老化””無気力・無関心”というようなものへつながっていきます。
マインドフルネス瞑想を行うと、呼吸が落ち着く→血液の正常化となり、コルチゾールを減少させる効果が得られ、ストレス減少となるわけですね。コルチゾールの値が正常化されると免疫力が高まります。
2.疲れにくい
マインドフルネス瞑想で瞑想状態になっている時、脳はシータ波という状態になっています。
逆の言い方をすると、シータ波に意図的もっていくのが瞑想というわけです。
脳波の区分はこの4つ
- ベータ波・・・覚醒状態。普段活動してる時の状態。
- アルファ波・・・目を閉じてリラックスしている状態。
- シータ波・・・寝る前の状態。
- デルタ波・・・深い睡眠状態。
この中でシータ波に行くのは、寝る前。起きてすぐの前後30分ほどと言われていて、この状態に意図的に入っていくことで、”心身の心”が回復します。これは通常の睡眠以上の休息が得られると言われています。
3.集中力アップ
マインドフルネスの代名詞とも言える「今、ココ」ですね。
過去でも未来でもなく、今に集中する。頭の中に様々なこと去来する中、眼を閉じてただ呼吸に集中すう。マインドフルネス瞑想を継続していると、このように色んなところに分散していた力が、「今」に集中できるんです。
必然的に集中力がアップしますよね。
ここで仏教詩人 坂村真民の「今」という詩をご紹介しておきます。
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たいせつなのでは
かつてでもなく
これからでもない
一呼吸
一呼吸の
今である
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4.平常心
「平常心」を辞書でひいてみると、”普段と変わらない心””揺れ動くことのない心理状態”と書かれていました。”揺れ動くことのない心理状態”という言葉から連想できるのは、客観視しているということではにでしょうか。
マインドフルネス瞑想を継続して「今、ココ」に集中しているとその周りにあることが、《あぁ、あるなぁ》と認識して価値基準判断をしなくなるんです。そうすると揺れ動かされることはなくなりますよね。