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ウエストサイドストーリーを観た

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映画「ウエストサイド物語」がたまたまJCOMでやっていたので観ました。だいたいの筋は知っていましたが、全部観るのは初めてでした。

あらすじとしては、ニューヨークを舞台にポーランド系アメリカ人の”ジェット団”とプエルトリコ系アメリカ人の“シャーク団”という、少年非行グループの縄張り争いが物語のベースとなっている。

”現代のロミオとジュリエット”といわれるようにジェット団のトニーとプエルトリコ系のマリアの出会いから始まる色恋沙汰が物語に彩りを加えるが、ラストはその恋が”銃(感情)の暴発”により撃ち壊される。(撃たれたのはトニーだ)

この時、マリアの台詞はこうだ。トニーを撃った銃を取り上げ

 

「みんながトニーを殺したのよ!」

「憎しみを抱いた自分も人を殺せるのよ。一発を残して」

 

結局、マリアは銃を撃つことが出来ず泣き崩れ、旅立ったトニーに別れのキスをする。ジェット団とシャーク団双方がトニーの遺体に歩み寄り、駆けつけた警察の車両に葬列のように運び込む。最後にマリアも立ち上がって葬列に加わり、物語はエンディングを迎える。

この属する団体や世界の違いによる諍いというものが大きなテーマだ。

 

このテーマに沿うように作曲されたのはエンディングにも使われている「somewhere」と言って過言ではないと思う。

この曲がこの全てを象徴している。

 

なんて言ったって音楽が素晴らしい!

 

ウェストサイドストーリーを創るに当たって作曲を委嘱されたのは、アメリカを代表する指揮者・作曲家であるレナード・バーンスタインだ。

指揮者としてはカラヤンと双璧をなす巨匠であり、小澤征爾・佐渡裕・大植英次といった日本人指揮者にも多大な影響を与えている。

そして作曲家としても、このウエストサイドストーリーに留まらず、交響曲などを残している。とりあえず、20世紀を代表するではなく象徴するような人物である。



 

 

そして、このバーンスタインはユダヤ人であるのだ。

ユダヤ人といえば、パレスチナ問題を抱えるイスラエル。バーンスタインは、イスラエルフィルハーモニーという”世界一の弦楽器”といわれるオーケストラを創設している。

というわけで、バーンスタインがウエストサイドストーリーの作曲を依頼された時のバーンスタインの心境たるや相当のものであったと思われる。

そこで生み出されたこの音楽。そして「somewhere」の美しい旋律。

願う気持ち・新たな夜明けを予感させ、それまでの”憎しみ”を包含してみんな手を取って明日に向かって全身して行こうというメッセージに溢れているように感じるのは私だけだろうか。

※メッセージ性以外にも、言わずもがな20世紀の音楽としてやはり後世に残る作品だ。休符も音楽と言う所以をしっかり勉強させてもらえる。

 

ほんとはもっとスゴいんですよ

 

ウエストサイドストーリーは、映画以外では主にミュージカルで上演される。

ミュージカルというと、歌って踊ってのイメージだと思いますがどちらかというと踊ってのほうが優先されるんです。やっぱり。

で、そうなると歌のほうがお粗末であったりして、なかなか音楽に注目がされないもんなんです。だって歌がうまくないんですから。

 

それで死ぬまでに聞いておかないと損するのはこの1枚のCD

バーンスタイン:ウエスト・サイド・ストーリー

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なにがすごいかと言うと、歌手がオペラ界のトップクラスばかり。

”3大テノール”で有名なホセ・カレーラスが歌っています。

ちなみに、オペラの世界ではまず歌の腕前が最優先されます。もちろん演技力も必要ですが、まず第一に歌唱力なんです。

さらにこのCD、オーケストラは全米からトップレベルのプレイヤーが集められて編成されているので、特に金管楽器とパーカッションのレベルが桁違い。

素晴らしいアメリカンサウンド!

そして、なんと言ってもそんな素晴らしいオーケストラをまとめるレナード・バーンスタイン。作曲もしているので、自作自演です。

 

作曲家が指揮をする自作自演のCDはよくありますが、通常の作曲家は指揮者としてはシロートです。

でも、バーンスタインはどちらも稀代の才能に溢れているから素晴らしくてものになるんですね。

※指揮者という職業は、とっくの昔に死んだ作曲家の意志をいかに具現化するということが主な仕事です。

この場合、作曲家は自分であり具現化する技術も持ち合わせているからスゴイんですよ。



 

まとめ

 

というわけで、たまたまテレビで観て考えるところがありましたので書いてみました。

ウエストサイドストーリーは、後世に残る名作なのでまだ観ていない方はぜひご覧になってください。

そして音楽に興味を持たれた方は、こんな人が作曲したんだと思いながら聞くと感じるものがあるかもしれません。

やっぱり良い物は時代に影響されずに残っていきます。ぜひ、心の栄養に。

そして本ブログの趣旨から少し脱線した内容となっていますが、”休符も音楽”というのはその休符の前後に音符があるから休符の存在価値が生まれます。

”いま休符”って感じるから音楽なんですね。

そしてタイトルのGeneralpauseは、”全休止”という意味の音楽用語です。前後があっても、”今、この瞬間”を感じてください。