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2019ラグビーW杯前にインビクタスでネルソン・マンデラの偉業を学ぶ

インビクタス ネルソンマンデラ その他

ドラマ「ノーサイドゲーム」が好調で、徐々にラグビーW杯日本大会の開幕に向けて機運が高まって来ましたね。

そんな時期に、「インビクタス〜負けざるもの〜」という映画に出会いました。

 

ネルソン・マンデラ大統領と南アフリカ代表(スプリングボクス)の実話を元にした映画です。

W杯開幕前、そして9/6(金)の日本代表×南アフリカ代表のテストマッチの前に、ぜひご覧になることをオススメします。

ラグビーW杯2019日本大会 間もなく開幕

 

いよいよラグビーW杯が開幕します。

ご存知ない方のために、日程と代表的なチームを整理しておきますね。

【開催概要】

・2019年9月20日(金)〜2019年11月2日(土)

・全国12都市

(札幌市・釜石市・熊谷市・東京都・横浜市・静岡県・豊田市・東大阪市・神戸市・福岡市・熊本市・大分県)

・出場国は、全20チーム。

特に注目されている国と、ラグビーの代表チームには愛称が付けられていることがほとんどなのでご紹介します。

↓コチラは優勝候補筆頭のニュージーランド代表「オールブラックス」です。

 

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①日本代表       「ブレイブ・ブロッサムズ」 かつては「ジャパン」

②ニュージーランド代表 「オールブラックス」

③オーストラリア代表  「ワラビーズ」

④南アフリカ代表    「スプリングボクス」

⑤ウェールズ代表    「レッドドラゴンズ」

⑥イングランド代表   「レッドローズ」

ラグビーW杯公式サイトでは、過去の名場面のおいしいトコだけの動画で観れます♪

https://www.rugbyworldcup.com/video

【映画】インビクタスは実話を元に学ぶことばかり

 

1995年、ラグビーW杯が南アフリカにて開催されました。

この時、南アフリカではアパルトヘイト政策が撤廃され、全人種選挙で選出されたネルソン・マンデラ氏が初めて選出された同時期なのです。

 

それは、白人と黒人(有色人種)との明確な区別が20世紀初頭から法制化されてきた歴史が、21世紀の兆しが見え始めた時に終わりを迎えたということです。

そして、人種問題以外にも山積する問題を抱える中、「新しい祖国」を目指す象徴としてラグビーW杯の優勝という華々しいドラマが神の祝福として与えられるのです。

 

このような実話を元に、名優モーガン・フリーマンがネルソン・マンデラを演じ、マッド・デイモンがピナール主将を演じています。

これが、本人たちに激似なので知っている人ほどちょっと笑けると思います。

 

映画のタイトル「インビクタス」には、”負けざる者”という副題も付いています。

これはネルソン・マンデラ氏が生涯心の支えとした、イギリスの詩人ウィリアム・アーネスト・ヘンリーという人の詩のタイトルです。

<インビクタス>

 

私を覆う漆黒の夜

鉄格子にひそむ奈落の闇

私はあらゆる神に感謝する

我が魂が征服されぬことを

無惨な状況においてさえ

私はひるみも叫びもしなかった

運命に打ちのめされ

血を流しても

決して屈服はしない

激しい怒りと涙の彼方に

恐ろしい死が浮かび上がる

だが、長きにわたる脅しを受けてなお

私は何ひとつ恐れはしない

門がいかに狭かろうと

いかなる罰に苦しめられようと

私が我が運命の支配者

私が我が魂の指揮官なのだ

ネルソン・マンデラ氏の偉業の支えとなったこの詩を、W杯開幕直前に大統領からピナール主将へレターで渡す一幕があります。

 

フツーに考えると、このような美文を見ても現実的に捉えることはできないでしょう。

しかしながら、この詩を手渡した人物が黒人初の大統領であり、数十年の投獄生活を数年前まで送っていた人であったらどうでしょう。

 

このようにリーダーシップやキャプテンシーが大統領から主将へ連鎖して影響していく場面と、ネルソン・マンデラ氏の信念である「大いなる赦し」「自分から変わる」を学べる素晴らしい映画です。

ラグビーを知らなくても、楽しめる映画ですよ。

ネルソン・マンデラの偉業

 

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人生はどちらかです。挑むか、棒にふるか。さん(@understandpowerofwords)がシェアした投稿

ネルソン・マンデラ氏は、なんといってもアパルトヘイト政策を撤廃したことで知られています。

当時、ノーベル平和賞や様々な国際的な賞を受賞しています。

 

日本ではどうしても人種による差別というのは理解が難しい部分がありますが、世界史の中では長い歴史の中で根強く残る差別の代表格です。

マンデラ自身、活動家としてテロリストと認識され27年間にも及ぶ獄中生活を強いられます。

 

映画「インビクタス」の中では、マンデラ氏が投獄されていた独居房を再現した元監獄を訪れるシーンがあります。

当たり前ですが、本当に数畳の広さで同じ景色を何十年と見、重労働にあたる生活です。

その中で、いつか夢見る南アフリカの未来のために、看守を務める白人文化に意識を向けて学んでいます。

 

その結果1990年に釈放され、大統領に選出された時にはなんと80歳!です。

そのから、新しい祖国となる礎を築いて4年後に引退しています。

 

2010年にはサッカーW杯が南アフリカで開催され、ますますの経済発展に寄与しています。

それも、アパルトヘイト政策によって世界の国々から批判を浴び続けていてはきっと実現しなかったはずです。

まとめ

 

20世紀の終わりに大きな変化を起こしたネルソン・マンデラ氏。

それから約20年経った現在では、名前を耳にする機会はほとんどなくなってしまいました。

 

時を同じくして、IT革命が起こり時間の流れが速くなっています。

かつて100年で起こった進化が、たった3年で起こっていると言われる現代。

そして、形を変えて浮き彫りになってくる対立。

 

今こそネルソン・マンデラ氏の偉業をあらためて振り返ることで、見つかることがあるかもしれませんね。

 

もちろん、ラグビーもの方も1995年の南アフリカW杯はボコボコにされました。

しかしながら、2015年W杯でも南アフリカ代表(スプリングボクス)への歴史的勝利。

そして、直近もますますレベルアップしている日代表。

 

ちょうど良いタイミングでインビクタスと出会うことができました。