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”お金”の歴史

その他

2017年にはフィンテック・ビットコイン・シェアエコノミーなどの単語が世間を飛び交っていましたね。

皆さんもよくよくテレビなどで耳にする機会は多かったと思います。

フィンテックという単語はもはや意識しないと気づかないぐらいになっていて、日常的に使われているのか使われていないのかもわかりづらくなった感じだ。

そんな中、仮想通貨の取引所コインチェックの事件が話題になっているので、”お金”というものを調べてみた。

”お金”とはそもそも何者か

皆さんも聞いたことはあると思いますが、昔々の原始人の時代は物々交換でした。でも大きいものもありますよね?獣の肉であったり木の実であったり、しかも当時は自分で抱えられる分量しか物を移動させることは出来ないので大変です。

そんな時に何か別の持ち運びしやすい物に”価値”を置き換えて、必要な物をもっと得やすいようにしようというところから始まりました。そして貝殻・金属・紙と材料は時代とともに代わっていきます。

お金の役割としては、価値の保存・尺度・交換という役割があると言われています。

ちなみに、世界最古のお金と言われているのは紀元前1,600年頃の貝殻だそうです。

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”お金”の台頭

時代劇を思い出してください。

農民は年貢を納めていますよね。税金をお米で納めているということは”お金”が主役ではなかったということです。もちろんあなたもご存知の通り貨幣はあったんですよ。和同開珎とか小判はすぐに思い浮かぶところだとおもいます。

世界的に見ても300年ほど前までは”お金”はそれほど主役ではなく、人間の生活は身分制度とか宗教が中心だったんです。

それが、産業革命やその他の革命が怒って、「自由」「平等」という気運が高まってきたことと生活の基盤が農業から工業へ変わっていきました。そうすると労働の価値を提供して”お金”を得る労働者と”お金”という資本を利用して工場を所有する資本家に区別されるようになっていきました。

ここから”お金”がどんどん主役になり、価値を提供するより”お金”に働かせて”お金”を得る方が効率的なことに気づく人が出てきて現在の金融市場へ発展していきました。

それまでは価値を運ぶためのツールでしかなかった”お金”が、主役となったというわけです。

”お金”が通貨に

現在、お金を刷っているのは、国家が管理する中央銀行です。日本銀行ですね。国家が管理している日本銀行が発行する”お金””通貨”と言います。

この中央銀行の仕組みは出来上がって日が浅く、歴史の中で考えると本当にここ最近といった感じなんですよ。

世界で最初の本格的な中央銀行は、イングランド銀行と言われています。(英国ですね)

当時はまだ民間の大手銀行の1つに過ぎず、預かり証として銀行券を発行して各行がバラバラに流通させていただけでした。

その後、1833年にイングランド銀行の発行する銀行券を法定通貨として定めて、1844年にピール銀行条例により国営化されました。ここから国家が中央銀行を所有して、経済をコントロール仕組みが始まったんです。

イギリスのこの仕組みを真似して、アメリカや日本でも中央銀行設立への動きが進みました。

ちなみに、日本銀行の沿革はこのような感じです。

沿革

第二次世界大戦下の1942年に制定された旧日本銀行法では、「国家経済総力ノ適切ナル発揮ヲ図ルタメ国家ノ政策ニ即シ通貨ノ調節、金融ノ調節及ビ信用制度ノ保持育成ニ任ズル」、「専ラ国家目的ノ達成ヲ使命トシテ運営セラシムル」機関とされていた。


ちなみに、1900年代に中央銀行を設置していたのは18カ国程度。1960年には50カ国、現在では大半の国に設置されている状況です。世界的に見ても日本銀行はかなり早い段階で設置されていたんですね。

まとめ

ザッとお金の歴史についてご紹介しました。原始時代の貝がお金の最初だとかは聞いたことがあるでしょうけど、なかなか全体を通してみると、中央銀行が設置されるあたりで1つの大きな節目になっているんですね。

国家が所有しているという後ろ盾があるから法定通貨というものが成立しています。

そして、この制度がまだ100年程度しか運用されていないんですよ。

その100年の中でも、戦後という期間、そして21世紀に入ってからと2段階で時代の進むスピードが上がっています。

振り返ってみるとあなたも驚きませんか?

5年前、10年前と現在って結構変わっていること多くないですか??

そして5年後、どうなっているかわからないですよね???

なんか一昨年(2016年)ぐらいから1年の中でも変化のスピードが上がっていると感じるのは私だけでしょうか。もう1年前のことも思い出せないぐらい、どんどん進んでいるような気がします。

このようなことを鑑みると、冒頭で登場したビットコインを筆頭に”仮想通貨”というものも今はどうしても批判的な目で見られますが、一気に取って代わっていく可能性は多分にあるということですね。

なんせ今まで100年の進化って、これからの数年と同じレベルではないでしょうか。十分考えられると思います。

こういう変化の時、一歩先に動き出した方が断然特をします!

仮想通貨について批判的な論調の記事も多いですが、逆にこれだけ話題になるように拡がっているのも事実です。まずは、アナタもやってみて実体験しておいたほうがいいですよ。

やってるかやっていないかで大きく変わりますからね。