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成人の日 〜大人の階段を見つけて自分の足で昇る〜

その他

ご存知の通り本日2018年1月8日は成人の日となっている。多くの地域で成人式が行われるので、美容院は大忙しだろう。中には日の出前からの予約を受け付けている所もあるそうだ。

少子化もあり、1人の子供にかける費用や手間というのも上がっているのだろう。晩婚化もまた合わせて最近の傾向だから、お見合い写真の需要も高まってるのだろうか。婚活市場も活性化しているので事情の変化はあるだろうが、若い時にしっかりとした写真を撮っておくのも悪くないんだろうなと最近ふと思った。

(最近何かの事件の時に写真が出ると、高校の卒業アルバムのことが多いなと感じることがあったのと、職場の写真とか最近撮らないですよね?私は撮ったことがないです)


ちなみに、いつの頃からか成人の日が1月15日変わったなという認識だったので調べてみると、このような経緯だったみたいです。

成人の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によれば「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」ことを趣旨としている。この日には、各市町村で新成人を招いて成人式が行われる。(ただし、豪雪の影響や帰省しやすい時期等を考慮して大型連休中やお盆に行われる地方も多い)

本来、成人の日は、前年の成人の日の翌日からその年の成人の日までに誕生日を迎える人(例:1998年の新成人の場合は1997年1月16日から1998年1月15日までに20歳になった人)を祝う日だったが、2000年平成12年)のハッピーマンデー制度実施以降では、前年の4月2日からその年の4月1日に成人する人を式典参加の対象にする、いわゆる学齢方式が定着するようになっている。       (wikipediaより)

私はちょうどハッピーマンデーに切り替わる頃に当たっているので混乱しやすい時期なんですね。

たまたま私は都市部出身で成人式の会場となる区役所も自宅から徒歩3分ぐらいだったので、休日のお昼の定番”うどん”を食べてギリギリに行った記憶がある。

 

成人の日について考える

 

産気新聞2018年1月8日朝刊の「主張」欄で”「誰か」ではなく「自分」が”という記事が掲載されている。

内容としては、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられようとしているが、上述の祝日法では「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年をはげます」と書かれているだけで必ずしも20歳とは書かれていない。(その他民法などでは書かれている)

このことから、法律上の成人年齢であるから一人前の大人であるというわけではないということ。

 

ここであの名曲「想い出がいっぱい」を引き合いに出し、”シンデレラ症候群”を紹介している。

 

「君はまだシンデレラさ しあわせは誰かがきっと 運んでくれると信じてるね」

 

誰かが幸せにしてくれるのを待ち続ける姿勢に大人の自覚は見られない。自らの人生は自らの力で切り開くとことこそ大人の階段を昇る第一歩とまとめている。


↑↑↑ちなみに若かりし日の西村知美です ↑↑↑

 

これからどのように生きるか

 

また、紙面では大人に不可欠な要件として自らの力を周りの人や社会に及ぼして行くことの大切さを知ることを挙げている。

例として厚生労働省や日本赤十字社が展開している「はたちの献血」を挙げ、周囲の大人に守られてきた子供の頃と違い、積極的に社会に関わり、例え微力であっても自らの力で社会に貢献して行く役割と気概が求められているとまとめている。

かつて日本の教育者に東井義雄という方がいた。

著書「自分を育てるのは自分」の中で、人生を72年として1日(24時間)に言い換えている。

本日成人となった皆さんは、20➗3で朝の6時40分だ。  まだ日が出たか出ていないかという時間だ。

これから活動開始。いかに生きるか考えてもそのようにはならない。ただ進み続けることと方向を都度確認することが重要だ。

これから気づくこともあるだろう。ただ年齢を重ねているだけで立ち止まっている人、行き先を行ったり来たりしている人。これが実は結構いるんです。

途中途中で必ず”出逢い”がある。その出逢いをいかに大切にして行くか。

自分を育てるのは自分

まとめ

 

大人の階段を登っているかどうか。すでに年を重ねて”おとな”と呼ばれる我々でもわからないのではないだろうか。人間、省みてみるとそうそう成長しているものではないし、自分自身では学生の頃と変わっていないと感じている人がほとんどではないかと思う。

 

戦後総理大臣の中で、記憶に残り語り継がれる田中角栄は人たらしで有名だ。こんな名言を残している。

 

人間はみんな欠陥品。その欠陥品を愛せるかどうか

 

そう。完璧な人間はいない。それぞれが自らの力を周りの人や社会のために発揮して行くことが重要で、支え合って行くから発展して行く。

だからこそ既に大人の年代に入っている我々は積極的に若い世代の新しいものを吸収して産み出していく世代だし、若い世代に与えることで未来への肥やしとしてもらうため、「誰か」ではなく「自分」が動いていく。そうすれば年齢関係なく、真の”成人”になるのではないだろうか。

 

田中角栄はこん人

来歴・人物

自民党最大派閥の田中派(木曜クラブ)を率い、巧みな官僚操縦術を見せる田中は、党人政治家でありながら官僚政治家の特長も併せ持った稀な存在だった。大正生まれとして初の内閣総理大臣となり、在任中には日中国交正常化日中記者交換協定金大中事件、第一次オイルショックなどの政治課題に対応した。政権争奪時に掲げた日本列島改造論は一世を風靡したが、後にその政策が狂乱物価を招いた。その後の田中金脈問題への批判によって首相を辞職、さらにアメリカ合衆国航空機製造大手ロッキード社の全日空への航空機売込みに絡んだ贈収賄事件(ロッキード事件)で逮捕収監され自民党を離党した。

首相退任後やロッキード事件による逮捕後も田中派を通じて政界に隠然たる影響力を保ち続けたことから、マスコミからは「(目白の)闇将軍」の異名を取った。また、高等教育を受けていない学歴でありながら、首相にまで上り詰めた当時は「今太閤」とも呼ばれた。さらに次世代のリーダーの一人として総理総裁の座を狙っていた頃は、その膨大かつ明晰な知識とやるといったら徹底してやり抜く実行力から「コンピュータ付きブルドーザー」と呼ばれていた[1]

道路法の全面改正や、道路港湾空港などの整備を行う各々の特別会計法や日本列島改造論によるグリーンピアなど、衆議院議員として100本を超える議員立法を成立させ、戦後の日本の社会基盤整備に正負両面にわたる大きな影響を残した。また、社会基盤整備を直接担当する建設省運輸省、大臣として着任していた通商産業省郵政省などに強い影響力を持ち、政治家による官僚統制の象徴、族議員の嚆矢となった。若い頃の夢は「文士(小説家)になる事」と大蔵大臣時代のインタビューに答えていた。

1972年8月7日の駐日アメリカ大使から本国への機密の報告書によると「田中の粘り強さと決断力の源は、自らの力でのし上がってきた、その経歴にあると思われる。彼の大胆さと手段を問わないやり方は終戦直後の混乱からトップに登り詰めた事を反映している。」

ロナルド・レーガンの大統領補佐官リチャード・V・アレン英語版は「したたか者」と評している。


天才

「成人の日」は二十歳を迎える時だけではなく、既に大人になっている私たちも「自分」で動いていくことを改めて考える機会となるだろう。

そこもまた年齢は関係ない。日本の思想家 中村天風はこんな言葉を残している。

 

あぁ、そうだ。気付いた時がバースデイ

 

早い遅いは関係なく、気付くか気付かないかで全く人生の質は変わってくる。

”いま”が一番若い。気付いたときに産まれるのだから0歳。幸い寿命は長くなっている。ガラスの靴を脱ぎ捨てて一歩一歩階段を踏みしめて行きたい。